地球化学分野に興味を持つ学生・若手研究者を中心に構成され、
年1回・全国規模の合宿(若手シンポジウム)や、隔月・地域規模のセミナーの開催など、
若手のネットワーク作りを進めています。 沿革やスタッフについては、こちら

若手シンポジウム2010:研究交流会(ポスター発表)

日本地球化学若手シンポジウム2010では、
参加者のポスター発表による研究交流会を行います。
各2-3時間程度のコアタイムを、各日1回ずつ(計3回)設けます。
コアタイムの前には、各自1分の持ち時間で、
参加者全員向けにPPT(スライド1枚)を用いて、
簡単にポスター紹介を行っていただきます。
A0(841mm×1189mm) or A4(210mm×297mm)16枚程度で、
ポスターは作成してください。

地球化学会2010年度年会で発表するポスターはもちろん、
過去の学会で使用したポスターでも構いません。
口頭発表のスライドをA4で印刷して並べてもOKです。
研究構想などでも構いません。

ポスター発表される方は、参加料金が2000円割引となります。
例年通り、優れたポスター発表には、ポスター賞を用意しています。

発表タイトル・要旨は、自己紹介と一緒にメールで提出してください。
http://geochemwakate.blogspot.com/p/blog-page_07.html

※例年の若手シンポジウムの研究発表には、
口頭(ロング・ショート)とポスターがありましたが、
2010年はポスター発表のみとすることで、
招待講演やグループワークなど企画の時間を増やします。


<ポスター発表のプログラム> (各日五十音順、敬称略)

ポスターセッション①
ポスター紹介&自己紹介: 9月9日 20:50-21:20
コアタイム: 9月9日 21:20-24:00
ポスター掲示期間: 開会~9月10日14:00

1. 片山 樹里 (北海道大学理学院自然史科学専攻 M2)
「Fluffy Type A CAI のメリライト結晶の累帯構造と酸素同位体の関係」

2. 神戸 康聡 (東京大学工学系研究科化学システム工学専攻 D2)
「Continuous monitoring of urban air quality with a long-path pulsed DOAS technique」

3. 小林 まどか (北海道大学理学院自然史科学専攻 M1)
「北西太平洋日本沖堆積物コア中の陸上植物テルペノイドバイオマーカーの起源:古気候指標の検討」

4. 坂田 霞 (大阪大学理学研究科宇宙地球科学専攻 M2)
「アルカリ熱水中でのグリシン二量化速度における金属イオンの効果」

5. 園田 和彦 (創価大学工学研究科環境共生工学専攻 D2)
「植物中リグニンフェノールおよびクチン酸の炭素安定同位体比の測定」

6. 大力 千恵子 (創価大学工学研究科環境共生工学専攻 M2)
「過去4.5万年間のカリフォルニア沖堆積物における有機物の変動と古環境」

7. 高田 理恵(九州大学理学府地球惑星科学専攻無機生物圏地球化学研究室 M1)
「希土類元素を指標とした植物の鉱物風化機能の評価」

8. 高橋 幸士 (北海道大学理学院自然史科学専攻 M1)
「北海道始新統亜瀝青炭中ガスの資源的価値と地球化学的特徴に関する研究」

9. 三好 陽子 (九州大学理学府地球惑星科学専攻 D1)
「鹿児島湾若尊(わかみこ)火口浅海熱水活動域の堆積層内で起こる熱水変質反応」

10. 森脇 絵美 (九州大学理学府地球惑星科学専攻有機宇宙地球化学研究室 M1)
「後期太古代Hamersley地域頁岩中のイオウ同位体分別」

11. 山崎 敦子 (北海道大学理学院自然史科学専攻 D1)
「造礁性サンゴ骨格の窒素同位体比組成~古環境復元指標としての可能性~」

12. 山崎 里英 (静岡大学理学研究科地球科学専攻 M1)
「Laser ablation sulfur isotope analytical system at Shizuoka University」

13. 吉野 徹 (東京大学理学系研究科化学専攻 D3)
「鉱物表面の観察からわかること」

自己紹介(ポスター発表なし):
宇野 正起 (東京工業大学理工学研究科地球惑星科学専攻 D1)
片岡 咲恵 (早稲田大学創造理工学研究科地球・環境資源理工学専攻 M1)


ポスターセッション② 
ポスター紹介&自己紹介: 9月10日 14:30-15:00
コアタイム: 9月10日 15:00-17:00
ポスター掲示期間: 9月10日14:00~夜

14. 池田 昌之 (東京大学理学系研究科地球惑星科学専攻 D2)
「メガモンスーン仮説:360万年周期の気候変動,生物進化の原因」

15. 泉 健太郎 (東京大学理学系研究科地球惑星科学専攻 M1)
「炭素同位体比分析と堆積構造解析の視点から見る Toarcian 期初期海洋無酸素事変」

16. 尾崎 和海 (東京大学理学系研究科地球惑星科学専攻 D2)
「海洋物質循環モデルを用いた海洋無酸素事変の発生条件についての制約」

17. 柏山 祐一郎 (筑波大学数理物質科学研究科化学専攻 PD)
「化石ポルフィリンのタフォノミー - 地球化学と生命科学を繋ぐ鍵」

18. 菊池 麻希子 (東京工業大学総合理工学研究科環境理工学創造専攻 M2)
「大気中酢酸の分子内炭素安定同位体比測定」

19. 小林 真理子 (東京工業大学総合理工学研究科環境理工学創造専攻 M1)
「微生物由来メタンの水素同位体比に水素ガスが与える影響の評価」

20. 斎藤 誠史 (東京大学総合文化研究科広域科学専攻 D2)
「南中国・四川省朝天におけるペルム紀中−後期(G-L)境界の層序」

21. 佐藤 亮介 (早稲田大学創造理工学研究科地球・環境資源理工学専攻 M1)
「底質土壌中の球状炭化粒子と重金属元素から見た中国東部の工業活動の記録」

22. 中川 麻悠子 (東京工業大学総合理工学研究科化学環境学専攻 D2)
「成層湖・深見池における硫黄安定同位体比を用いた硫黄循環解析」

23. 中原 庸裕 (東京工業大学総合理工学研究科化学環境学専攻 M2)
「有機化合物の分子内安定同位体分布測定法の開発」

24. 服部 祥平 (東京工業大学総合理工学研究科環境理工学創造専攻 D1)
「四種硫黄同位体微量計測法開発と、その大気化学への応用(仮)」

25. 林 えれな (東京工業大学総合理工学研究科環境理工学創造専攻 M2)
「南太平洋におけるメタンの安定同位体比を用いた動態解析」

26. 向高 新 (東京工業大学総合理工学研究科化学環境学専攻 M2)
「マイクロ波放電分解法を用いた一酸化二窒素の三酸素同位体測定法の開発」

27. 山崎 哲明 (東京工業大学総合理工学研究科環境理工学創造専攻 M1)
「凍結土壌から放出されるN2Oの安定同位体比解析」

28. 山田 明憲 (東京大学理学系研究科地球惑星科学専攻 D1)
「247Cmの半減期がPb-Pb 年代測定に与える影響を評価」

自己紹介(ポスター発表なし):
渡邉 吉康 (東京大学理学系研究科地球惑星科学専攻 M2)


ポスターセッション③
ポスター紹介&自己紹介: 9月11日 11:00-11:30
コアタイム: 9月11日 11:30-14:30
ポスター掲示期間: 9月11日朝~閉会

29. 荒岡 大輔 (東京大学大気海洋研究所海洋底科学部門 M2)
「琉球列島に存在する津波石ハマサンゴを用いた古災害・古環境の復元」

30. 小笠 博貴 (東京工業大学理工学研究科地球惑星科学専攻 M1)
「過去2000年の古気候復元」

31. 川久保 友太 (東京大学大気海洋研究所海洋底科学部門 M2)
「A 432-year-long paleoceanography recorded in Porites coral in Kikai Island, Southern Japan」

32. 窪田 薫 (東京大学大気海洋研究所海洋底科学部門 M1)
「現生と化石のナマズ(Ariopsis spp.)の耳石の酸素同位体比から復元された北西インドにおける中期完新世の環境とインダス文明との関係」

33. 力石 祐介 (東京工業大学理工学研究科地球惑星科学専攻 M1)
「地球シミュレーターを用いた雲核粒径の変化による地球平均気温の変化」

34. 中村 淳路 (東京大学大気海洋研究所海洋底科学部門 M1)
「ネパール・ララ湖堆積物コアを用いた完新世におけるアジアモンスーンの復元」

35. 松倉 誠也 (東京大学大気海洋研究所海洋底科学部門 M2)
「ホウ素から見た熱水循環系 -トルードスオフィオライト、キプロス-」

36. 三浦 亜由美 (立正大学地球環境科学研究科環境システム学専攻 M2)
「南極ドームFuji切削氷中から得た12万年前の宇宙塵の降下量」

37. 山口 保彦 (東京大学大気海洋研究所海洋底科学部門 D1)
「微生物のアミノ酸窒素同位体組成:生物地球化学研究の新手法」

38. 山田 健太郎 (東京工業大学理工学研究科地球惑星科学専攻 D2)
「南中国のエディアカラ紀/カンブリア紀境界層から得られたn-アルカンとイソプレノイドについて」

39. 横山 隆臣 (京都大学理学研究科地球惑星科学専攻 D2)
「微量親鉄性元素で探る天体中心核の形成と化学進化」

40. 吉崎 もと子 (東京工業大学理工学研究科地球惑星科学専攻 D1)
「初期地球熱水系への実験的アプローチ」

41. 吉村 寿紘 (東京大学大気海洋研究所海洋底科学部門 D1)
「深海サンゴ骨格におけるMg同位体分別の温度依存性:新しい古水温指標」

自己紹介(ポスター発表なし):
石川 大策 (東京大学大気海洋研究所海洋底科学部門 M1)
坂下 渉 (東京大学大気海洋研究所海洋底科学部門 M1)
松岡 めぐみ (東京大学大気海洋研究所海洋底科学部門 M1)